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「新型うつ」は病気か?それとも...。Vol.10

しばらく間が空いてしまいましたので「新型うつ」のまとめからはいっていきましょう。新型うつと従来型うつの違いをもう一度まとめてみましょう。そして、治療に触れて行きます。

 <従来型のうつ>

・慢性的に気力を失う。 

・病気に対する知識が無く、受診を拒む。 

・自責感や罪悪感を抱いて、自分を責める。

・拒食、不眠の傾向が見られる。  

 

<新型うつ(現代型抑うつ症候群)>

・自分の好きな好きな事は元気にできる。

・うつ病で病で休職することすることに抵抗感が無い。

・休職中の手当手当や社内の制度を制度を細かく調べ、上手に利用する。

・自責感に乏しく、責任を他者に転嫁する傾向が見られる。

・過食、過睡眠の傾向がある。

 

新型うつの最大の特徴は、自己肯定&他者否定(他罰性)=悪いのは自分じゃ
ない。相手(上司や会社)が悪い。という点と、人格的に大人に成りきれて
いない点です。つまり、新型うつの要因と考えられるのは、

1) アイデンティティ(自己の一貫性と独自性)の未確立。

2) 緊密過ぎる親子関係。(よい子症候群)→小さい時から、いい子でした…。

3) コミュニケーション能力の低さ。→ゲームマシンやメールで育って来たので、
 対面での会話が苦手。また、自分の思いや意見を伝えるボキャブラリーの無さ
(読書離れが原因と思われる。)が極端に目立ち、自分でも表現力不足に苛立っ
 ている。

4) 社会秩序重視の社会風潮から個人関係重視の社会への変化。

  5)人格形成が未熟。(お子ちゃまのままで成長。年齢相応の大人に成りきれて
   いない。)

以上の5つの点です。この内(1)(2)(5)は、脳内の問題が大きく影響しています。例えば32歳の男性、うつ病の診断書で休職中だが、上司との軋轢が嫌で職場に復帰する意志が無いため、自宅で国家資格を取得するため勉強中。というクライアントさんの場合、会社にその事実がバレれば問題になることが解っていながら、治療にも通わず自宅で国家試験のための勉強をしているところなど、正に「サボリ」や「ズル」と言われる所以なのかもしれません。しかし、「ずるだ」、「サボリだ」と決めつけて、会社側が退職に追い込む様な行動を取ると、攻撃性が他人に向けられ、不当解雇で訴えを起こす等の過激な行動に走る可能性があります。また、その攻撃性が一転して、他人から自分に向けられ、自傷行為に進む場合もあるので、注意が必要です。

 

「新型うつ」の治療法は決定打が無く、向精神薬は効果が乏しく、カウンセリングが良いとされてはいますが、その効果ははっきりしていません。

しかし、“池田登式セラピー”では、幼少期の思い込みや禁止令(2つのI)を取り除くことで脳内の前頭葉に血流を集め、“今ここ”の現実にふさわしい年齢の大人として思考し、行動する事ができるように自分を再養育することができるので、新型うつにも充分対応できます。

 

新型うつの特徴として、「よい子症候群」と「未発達のお子ちゃま状態」というのがありましたが、これらから考えられる「2つのI」(注1)は、「成長するな」「属するな」「近づくな」「信じるな」等です。これらの「2つのI」を持っている人は、「人間関係が下手だったり、苦手だったりします。」

「人とよくトラブルを起こす。」「自分の周囲から人が去って行く。」などの現象も起こりやすいようです。

もちろん、この「2つのI」以外にもいくつか要因が重なっている可能性は考えられますが、これらを“池田登式セラピー”で一つ一つ取り除いていけば、は虫類脳や動物脳で幼少期に、安全と結論付けてしまっているインプレッション(思い込み)を訂正し、大脳新皮質(前頭葉)で年齢にふさわしい今、現在の思考と行動を取ることで、周囲との軋轢も徐々に薄れ、人間関係も修復されていくと思います。

 

今現在、会社内で新型うつの対処に苦慮しているのは、従来型のうつと同じ様に対処しているからではないかと考えます。例えば、従来型のうつの場合は早く楽になりたいとか、仕事に復帰したいと考えるので、会社が放っておいても医者に通い、治療に専念するのが当たり前でした。従って会社側も治療の妨げにならない程度に連絡を入れ、治療の進み具合を確認する程度の関わり合いに留めていたはずです。(あまりひつこくすると、治療の妨げになるとの判断から)

 

しかし、新型うつにこの様な会社の対応は不適格だと思います。また、「ずる」や「サボリ」との見分けを付ける意味でも、頻繁なフォローと連絡、治療に関するレポートの提出を義務付けるべきだと考えます。「好きな事はできるが仕事はだめ」という新型うつの特徴を逆手に取って

休職中の自分の生活やカウンセリングに通った様子をレポートさせ、毎日日記のように記入し、一週間ごとに人事担当者に提出することを休職中の責務とすれば、人事担当者や上司の方々にとっても、新型うつの実態を把握できる機会となりますし、本人にとってもノルマ的な枷がはめられる事で会社とのつながりを常に認識する材料となり、社会復帰に対する考え方も変化して来て、おちおち好きなことばかりもやっていられない気分になって来ると思います。また、できれば2〜3週間に一度は会社に来させるか、担当者が外で本人に会うかして、生活の様子を把握し、担当者自身の目で本人を見る事で、復帰のメドも立てやすくなるのではと考えます。「ずる」や「サボリ」であれば、必ずボロが出て来るので、その時点で会社としての判断や対応を考えればいかがでしょう 。

           

新型うつは病気か…?というテーマで延々と書いてきましたが、私ども、“池田登式セラピー”では、「2つのI」という幼少期のインプレッション(思い込み)やインジャンクション(禁止令)を解消することにより、脳の三層構造の中の前頭葉に血流を集中させ、今、現在の年齢に相応しい思考の元、行動を起こしていくように指導しています。薬物に依存しない、メンタル・サポートを行っております。この方法ですと、長い時間を要していたセラピーを早期解決につなげることも出来るようになってきました。池田式脳三層.png

そして、新型うつでも通常のうつでも「2つのI」を解決させて行くという手法に変わりはありません。辛い、苦しい、死にたい、消えたい。等の悩みをお持ちの方は一度、渋谷のバーミリオンハートに御連絡下さい。きっと、解決の道がみつかると思います。

 

(注1):2つのI:池田登先生が幼少期のトラウマと表現しているトラウマの事。PTSDのトラウマと間違えやすいので、弊社では、思い込み(impression)&禁止令(injunction)の英語表記のダブルのIを取って「2つのI」と表現することにしました。

 

ピクチャ 11.png

 

 

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