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スタッフの日記

悲哀とうつ病の境目

ミケニャン日記を何回か記しましたカウンセラーの田中です。

大好きだった可愛いミケニャンを天国に見送ってから、かれこれ、3週が経ってしまいました。

まだまだ、悲しくなってしまうこともありますが、また、ブログも続けていきたいと思うのでよろしくお願いします。

ところで、

昨日の読売新聞に『悲哀とうつ病の境目』という記事がでていました。その中で、うつ病の診断に精神科で広く使用されているアメリカ精神医学会の診断マニュアル(DSM)について書かれていました。

心理カウンセラーである私たちは、精神科医ではないので、このDSMによって、クライアントさんをうつ病であるかどうかは、診断することはできないのですが、私が、以前、メンタルクリニック併設のカウンセリングルームで、インターン研修を受けていた時、この診断マニュアルについても、勉強しました。それによると、うつ病であるかどうかは、質問の並んでいるチェックリストの項目にどの位当てはまっているかによって、決まってきます。

今回、私は、大好きなペットを失って、だいぶ気分的に落ち込んでいたので、ちょっとこのテストをやってみました。悲しみと空虚感で憂鬱、何もやる気が起こらない、何か以前だったら楽しいと思えたことをやってもつまらない、免疫力が落ちたのか、風邪をこじらせ、体調がすぐれない、自分のせいで早くしんでしまったのではないか、もっとこうすればよかったとか、自責の念、等々、当てはまる項目は、たくさんあるし、しかも2週間以上続いている・・・・・・

何だか、あてはまりそうだが、理由が、愛する人やペットを無くした喪失からくる悲哀であるから、実は、これは、うつ病とは診断されないみたいです。

今日本では、うつ病は日常的な病気となり、100万人がかかっているとも言われています。

しかし、症状のチェックリストが該当しても、もしかして、それが、何かの喪失による悲哀からきている症状だとしたら、本当に投薬の必要なうつ病なのだろうかと、考えてしまいます。

例えば、世の中の不景気の影響で、職を失った、とか、売り上げ目標に達しなくて、上司からはしかられ、自分のことも自信がなくなってきている状況、それは、今まで、社会人として保ってきた自尊心の喪失と捕らえることができるのではと、私は思います。長時間労働や過酷な目標で、いままでのような、自分の時間を持てなくなった、これだって、自由の喪失ではないかしら・・・

何かを喪失したとき、人は誰でも、気分的に憂鬱になります。

新聞の記事にも、『うつ病の範囲を拡大しすぎだと思う』といったことが、書かれていますし、アメリカでも『それは「うつ」ではない』(ホーウィッツ・ウェイクフィールド著、阪急コミュニケーションズ)が出版されています。

私は、カウンセラーとして、そうした気分に苦しいなー、辛いなーと感じていらっしゃる人達には、ぜひ、まずは、カウンセリングを受けてほしいなと思います。何か糸口を見つけるお手伝いをするのが、カウンセラーだからです。

ぜひ、気軽にカウンセリングルームの門をくぐって下さい。

     by  ミケニャンの友

 

 

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